この記事は18禁ゲームに関する感想です。未成年の方は閲覧厳禁です。
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Purple Software作品からクロノクロックを読了したのですが、
しばらくゲームの感想をこちらに書いていなかったのでせっかくならちょっと書こうと思います。
(つらつら書くの面倒だからってふせったーばっかり使ってるとこっちを全然更新しなくなってしまう…)
アマツツミとアオイトリはTwitterとかだとよくセットで取り上げられることが多いですし、実際私もそちらから触れてはいるのですが、この作品もキャラクターを非常に魅力的に感じました。
先に上げている御影氏シナリオの2作と比べると若干毛色が違うような感じはするのですが、世界観設定上のつながりはあるみたいなので、せっかくそれら2作品をやったのならクロノクロックもやってみてほしいなと思います。
個人的なキャラクターの評価としては美咲が一番好きです。
リアクションがいちいち可愛らしくてとても弄り甲斐があるというか、ツンデレになり切れないツンデレ感が非常に素晴らしかったです。こういう子は今まで好きになった記憶がぱっと思い浮かばないのですが、物語にいろいろ触れているとこうやって新しく気付けることもあったりするのは好きなポイントかもしれません。
次点ではクロがかわいいですね。詳細は省きますが実によい。よい。
マスコット枠ばっかりとかロ●コンとか言ってはいけない
うっかり触れると爆撃しそうなので詳細はネタバレ有パートで後述しますが、シナリオはクロルートが一番好きです。
ざっくりつらつら書いてますが、私個人としては一応これで2021年9月時点で発売されている御影氏シナリオの紫作品は全部プレイできたのでとりあえずよかったなと思っています。
新作でクナド国記が年末発売予定ということで発表されていることもあって、少なくとも御影氏がシナリオを描いている作品群は早めにやっておきたかったのです。
あとは紫作品だとハピメアとか未来ノスタルジアはまだなのでその辺もやりたいところ。
ちょっと前にやっていた4th liveも配信で見ましたが、プレイ済み作品の楽曲の良さはもちろんなのですが幻想楼閣とか未来図とか歌詞だけでも強烈だったので本編が楽しみでなりません。
ノベルゲーム初めて触れたころに推してた5pb.以来のブランド推しになりそうな予感もありつつ、冬発売予定のクナドも楽しみにしています。
一応各キャラクターの細かい話で書きたいこともあるので以降ネタバレ注意としておきます。
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【注意】
以降ネタバレを含む感想になります!
未クリアの方やネタバレを気になさる方はブラウザバックをお願いします。
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はい、そんなわけで続きです。
前半でも書きましたが美咲ちゃんがびっくりするくらい可愛かったです。
本編中であった「ツンが栄養失調を起こしているツンデレ」は秀逸な例えだと思います。あと私個人としては北見六花さんキャラは初めてじゃなかろうか。
パッションが漏れ出したところでヒロインごとの感想も以下つらつら。
・城之内真琴
実家がヤばい子。堅気で生きてほしいと親にいわれつつも趣味やらスタンスやらはやっぱり実家の空気感寄りなのでこの子本当に大丈夫か…?感が強い。
うさちゃん大好きデレデレとか個別のやきもちとか女の子してるところは可愛いけど専用BGM通りに義理人情で決めるところでは決めに来る。
個別ルートでよくわからん異能を手にして最初は振り回されるもクロルートまでいくと制御下に置いちゃうあたり物理も精神も本作最強のヒロイン。
個別が構成上恋愛感情を抱くところでゴールしているので、クロルートだとちょっと不憫な立場かも。幸せをつかんでほしい。
名字からAGOを連想してしまったのは許して(ネクタイ引っ掴まれながら)
・沢渡満
視力を失ったときに寄り添ってくれたお兄様のおかげでお兄様への想いにパラメータ全振りした超多才な妹。お兄様が黒を白と言えば白と言うお兄様至上主義。お前に聞いた俺が兄だったは言い回しが好き。
お兄様が大好きだから添い遂げたいし誘惑もめっちゃするしちょいちょい書くのも憚られる危険な発言が飛び出してくる(他人の前でもお構いなし)。でもお兄様第一なのでお兄様の幸せのために身を引いちゃうのがとても愛おしい。
個別だと未来の娘と過ごす中で母性に目覚めるあたり刺さる人には死ぬほど刺さるんじゃなかろうか。私も危なかったかもしれない。
お兄様と一緒に美咲で遊ぶシーンは反応が面白いから私も好きです。
・安藤美咲
刺客その1。弄りがいのある可愛い後輩。ツンが栄養失調はあまりに強かった。
メアドなんて欲しくないんだから!⇒なんでよ!私とも交換しなさいよ!
かまってちゃんなので主人公の澪君とメアド交換して以降毎日朝からメールのやり取りをすることになるわけですが、返事が遅かったりそっけないと不安になるとか初日からいろいろおねだりしてくる。しかも朝のメールからお弁当を自分で作ってるとかアピールも欠かさない。なんだこの可愛い生き物は。
満に詰め寄られた日にはいろいろ言い訳した挙句私は先輩のことなんて嫌いじゃないんだからね!とか言い出すわ、また別の日にはやきもち焼いて恥ずかしいのも我慢して澪君にべったり抱き着きだす始末。なんだこの可愛い生き物は。
努力家なので何でもできるけど、同時に一番になれないことへのコンプレックスも抱えていて、個別だとそのあたりの掘り下げもある。
個人的に思うこの子の真骨頂はクロルートでのクロとの掛け合い。この子は本当に主人公のことが好きなんだ…というのがひしひしと伝わってきて、より大好きになりました。りっかさまありがとう。
・D・D
ドロシー・ダヴェンポートさん。澪君の許婚。ただしお祖父さんたちが勝手にお酒の席で決めた話なので本人たちもそこまで真剣にはとっていない。
オタクなので某お船のゲームのキャラを真似た口調でしゃべっているが多分誰もキャラ付けとして真面目にとってないんじゃなかろうか()
とはいえキャラ付けのおかげもあって彼女がいるとめちゃめちゃ場が明るくなるしよくボケる。癒し。
ただし個別の背景はこの子が一番重い。そりゃそうだお酒の席の冗談で決められたことに憧れてはるばるイギリスから来日してまで顔も知らない澪君に会いにくるんだから。しかもここまで書いてる各ヒロインの個別だと多分この子最後は…? ちゃんと幸せになってほしい。
・鈴木みう
2年飛び級した天才少女。満、美咲との1年生トリオの胃痛枠。
あがり症が行き過ぎて本編開始すぐに不幸に見舞われるが澪君によって事なきを得る。というかこの子、年下なのは隠しているとはいえトリオの胃痛枠までしているし、あがり症を抜きにしても本編通してやたら不運。
天才少女故に実年齢だと●学2年生ではあるがクロとの難しいお話もできれば量子力学の話とかもできる。シーン入っちゃダメな奴じゃ
この子のルートはクロルートも含めた全ルートが終わってから解放されるが、長さとかルートの入り方を見ていると、どちらかというと本編全体に対するエピローグ的な側面が強い気がしている。
(まあ厳密なところを言うとプロローグ全体がみうルートともとれるか)
・クロ
刺客その2。時間の神クロノスを名乗るもみんなクロと呼ぶ。威厳はない。
物語序盤からふよふよ浮いて澪君のサポートもとい全力で野次馬をする。暇なときはずっとものれーるに乗ってる。
時計と一緒に物語を進める舞台装置的な側面が強いキャラではあるが、みう以外の全ルートを終えると入れる個別ルートでは突如人間になる。
もともと澪君以外と会話をする機会がなかった中でいきなり人と話す必要に迫られた結果、人見知りして澪君にべったりしている。学校に行くようになる条件も澪君と一緒にいられること。本人は無自覚だが澪君大好きでやきもちも焼く。かわいい。
元神で人間の常識は知識としてしか知らないので、改札に切符を通したり食事をしたりするだけで喜んだりと言動が超無垢。あと浮いてて気づかなかっただけで実はかなり小柄。かわいい。
個人的にこういう超然とした存在だったり無垢な存在というのは非常に刺さるので美咲を先に見ていなければクロの方が好きだったかもしれないくらい僅差で好き。
余談ですがプロローグ1とクロルート最後の章のタイトルが似たものになっているので、最後の締めとしてはやはりこのルートが位置付けられているのかな?とうっすら思っています。(みうルートもありますが)
一応最後に軽く総評じみた内容というか。
キャッチコピーからわかる通り時間移動モノとして位置づけられている作品ですが、クロノクロックに関しては細かい時間移動に伴う制約だったり平行世界だったり、そもそもの力の由来だったりとかは考えずに、あくまでも舞台装置として見るほうが楽しめるかなと思います。
まあ私はそもそも時間移動モノは考えるとあんまり楽しめないのもあって必要以上にその辺考えないようにしてた節がありますが、それを抜きにしてもいい意味で本編が騒がしかったので、あんまりその辺深く考え込まずに勧められたのはよかったかなと。
あとそもそも5分しか過去に戻れない力で劇的に未来を変えるような出来事は起こらないような気はしなくもない。
ちなみに私は澪君がよくしていた問いへの答えは「戻したい時間はない」です。
てな感じで今回は締めたいと思います。