隠居月の雑多な書き処さん

ゲームの感想とか何となく書きたくなったことを雑多に文字にして放り込むところです。Twitterには投下したくないネタバレとかえっちなやつの感想とかも書きます多分。

【感想】創作彼女の恋愛公式

この記事は18禁ゲームに関する感想です。未成年の方は閲覧厳禁です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

--------------------

年末にクナドをやってからあんまり感想を書きたくならなかったり色々やることやってたら全然罪もとい積みが崩れなかった結果半年以上何も書いてませんでした。ひどい。

ゲーム以外にも色々沼ってたりするのでそういうのも気が向いたときに言語化したりしてもいいような気はしますね。

 

とまあ、流石にそろそろ何か書こうと思いつつやってたらモン●ンが出るのに合わせて準備したりしてたらやっぱり進捗だめでした。始めてからクリアまで4か月かかりました。かけすぎでは?はい…。

 

御託はここまでにしておいて2021/11/26にAino+Links様から発売された処女作「創作彼女の恋愛公式」、クリアしましたので言語化をば。

 

それぞれがある分野のクリエイターである主人公と4人のヒロインが学園生活と創作活動と、最後に美少女ゲームに欠かせない恋愛模様を通して成長していく物語ですね。

学生生活というだけで若さを感じてしまうあたりもう年かもしれない。

誰しもが(オタクであればなおさら)誰かの創作物に触れていたり、人によっては自分で何かを生み出したりしていると思いますが、そんな中で思うことなど、読んでいて何となく心に留まる表現が多くあった気がします。

私は芸術家≒クリエイター繋がりで以前にプレイしたサクラノ詩を意識したり、たまたま身の回りにそういう方がいることもあってあっ、と思うフレーズとかもあって嬉しかったりしました。

 

ヒロインの中では序盤は素直に逢桜の笑顔がいいな~と思っていましたが、思った以上に桐葉の刺さりがよくて終わってみると桐葉が一番好きになったかもしれません。桐葉のために創作彼女をお勧めしてもいいかもしれない。(もちろん逢桜もゆめみちゃんも雪妃先輩も好きですが)

サブキャラクターの中では…まあ、ちなみさんいいよね(しってた)

姉(従姉)としてゆめみと寿季を優しく見守りつつ保護者してる様子はとてもよい…。

ゆめみも交えたあるシーンの空気感は一押しです(それだけでわかるか)

そよそよ~。

 

刺さったか刺さらなかったかで行くと個人的には風穴はあきませんでしたが、その上でとても面白い作品だったので、迷っていたりやる作品がなかったりするならとりあえず触ってみてもいいと思います。

 

しばらくぶりに言語化しているのでゆるゆる書きつつ、

ぼちぼちネタバレ回避用の空行をはさんでいきましょう。

 

--------------------
【注意】
以降ネタバレを含む感想になります!
未クリアの方やネタバレを気になさる方はブラウザバックをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

--------------------

続きを言語化しましょう。

流れの都合上クリア順で。

 

・雪妃エレナ

PNドスケベビッチ。ドスケベビッチってなんだよ(困惑)

ファーストコンタクトから毎回のように表紙を隠して官能小説を読んでいる先輩。最初は官能小説を自分でも書きたいがシーンの描写が壊滅的ということで、相談に乗るところからスタートして中を深めていくわけですが、正体はToshiこと主人公鏡寿季がスランプに陥るきっかけとなったColorlessその人という。

官能表現以外はかけるのに…という話があったり、Colorlessについて知っていて、かつ話の流れで時々やや庇うようなそぶりを見せていたこともあり多分そうなんだろうなーとは思いつつ見ていました。

声優さんとかでもたまに言われていたりしますが、ある種の憑依型というか、真性の天才ということで主人公との対比が描かれていたり、感覚的なもの故に壁にぶつかったりと読み応えのある話でした。主人公から見れば超えるべき壁であり、支えるべき大切な人というバランスが好きです。

 

・凪間ゆめみ

金髪の女の子が好きすぎて染めちゃった型金髪…えーと、ツーサイドアップ?の妹(偽)。

本来は従妹なのですが、ひょんなことから兄妹のように接することになる子。

cv.くすはらゆいさんの妹はとてもよい。

ずっとお兄ちゃん目線でいた中で無意識に想いを募らせているのに無自覚なかわいこちゃんですね。元々彼女が絵を描く動機は現実逃避としてのものだったが故にそこに絡めた彼女の成長だったり恋愛模様の描き方はたまたまあまり今まで見たことのないタイプのものだったこともあり新鮮だったなと思います。

ゆめみの場合も天才型ということで雪妃先輩同様に感覚的な話だった印象です。

自分ではあまりこういう方向性の経験がないこともあってかシナリオ中での彼女の内面の動きにぱっと結びつきませんでしたが、気づくきっかけはちょこちょこあったので察しが良ければ気づいた気がします。(察しが悪い人)

 

・月見坂桐葉

表は清楚、裏はちょっと斜に構えた感じのある二面性が魅力な黒髪美少女。

ふとしたことをきっかけに偽装恋人としてあれやこれやと引っ張りまわさてからのお互いめんどくさいところを見せつつ最後にくっつくまでの流れがなんともいえない感覚になりますね。

実はお互いがお互いにクリエイターとしての在り方を通して救われていた、というところも踏まえるとくっつくべくしてくっついた感じがするのも好きです。正直当初思っていたよりもなかなかに刺さりがよくて予想外でした。

限定版の資料集を見ていると寿季とのことがあった結果、ルート以外でも業界の大物とはうまくいかないままだったり、フラれたことをしばらく引きずるらしい話が書いてあったり、どうにも放っておけなさと不憫さがある子だなと思います。そうでなくてもつんつんしている割にお人よしだったりと現実的なのに損をしてしまいそうなバランス感がいい子だと思います。

 

・彩瀬逢桜

グランドヒロイン。主人公の幼馴染ですね。

ルートロックありかつ途中で海外へ飛ぶということでフェードアウトして電話越しなどでの登場になり、毎回彼女の様子はあまり明かされない状態で進みますが、彼女のルートに入ることで実は余命いくばくもない状態であると真相が明かされます。

彼女にとっては学園入学時点からあまり余裕のない状態であることはわかっていて、それでも最期に向けて普通の青春を過ごし、幼馴染との約束を果たし、みんなができれば長生きしてほしいと願う中で、それでもを求めて最後までクリエイターとして走りきろうと流れはキャラクターの内面の強さというか芯を感じられて個人的には好きです。

所謂生き方というか死生観というか、死ぬために生きるのではないというような話、と言えばいいのでしょうか。あとは逢桜が物語の登場人物たちに神として「嫉妬」したと告白するシーンなんかは実はちょっと既視感もあったり。

クライマックスで自分ではもう書けなくなった逢桜がシナリオを口頭で告げる場面では、寿季と逢桜が実際にしていたやり取りを模した流れになっているのに気づいてぞわりとしたのを覚えています。

あとはこのルートでは各ヒロインとのフラグをきちんと折っている=最後に残った逢桜を選ぶまでの過程がはっきりしていたのも好感度高いですね。女の子がフラれるところを見て喜ぶ趣味はないですがケジメはつけてほしいので。

グランドルート最後の結末は(本編でも言われていた通り)解釈のしようがあるように思っていますが、実際のところほかの人がどういう感想を持ったのかはまだ見られていないのでそのうち見てみたいところです。

 

全体としては面白かったですし、満足感も高い作品だったと思いますが、あえて気になるところをあげるとしたらシーンでしょうか?

各ヒロインに必ずハイライトの消えた目で致すシーンがありますが、ライターさんの癖とかだったんでしょうか。理由はどうあれそれはそれで別に構わないとは思うのですが、こと逢桜に限っては残りの命を使い切るつもりでASのシナリオを完成させようとしている中で、可能なら体力を温存したほうがいい中であれだけ体力を浪費したらそれはそのあと倒れてしばらく目を覚まさなくもなるでしょう…という感覚にはなってしまったのでそこはどうしても気になってしまったかなと。(別作品でちゃんと主治医にしてもいいか予め聞いているのを見た後だったのもありそうですが)

 

しばらくぶりの言語化ということもあり内容短めな来はしますが、何となく書きたかったことは一通りかけた気がするのでこのあたりで。

またそのうち何か書きまする…。