隠居月の雑多な書き処さん

ゲームの感想とか何となく書きたくなったことを雑多に文字にして放り込むところです。Twitterには投下したくないネタバレとかえっちなやつの感想とかも書きます多分。

【感想】恋×シンアイ彼女

この記事は18禁ゲームに関する感想です。未成年の方は閲覧厳禁です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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お久しぶりの感想です。

ノベルゲーム欲が最近以前のように戻ってきた割にはほかにもいろいろ手を出しすぎて進捗ダメです。GWまでにめくいろもやるはずだったのでは?あと8日しかないが?はい…。

まあ1コンテンツに依存しすぎても何もいいことはないのはよく言われますし実体験としても知っているので多趣味なくらいがちょうどいいのはそう(お財布のダメージから目をそらしながら)

 

さておき、Us:track様の恋×シンアイ彼女クリアしました。TwitterのTLで数人のふぉろわーが定期的に狂ってたので前々から気になっていた作品をようやく触れたなという感じですね。

直近でここに感想を投げたのは創作彼女の恋愛公式でしたが、系統こそ違うもののそちらと同様にクリエイター的な要素を持ったキャラクターがメインを張っている作品でした(全員ではないですが)。

彩音ルートがやばいという話と星奏ルートは人によって評価が割れるらしいという前情報も踏まえてやりましたがこの2点に関しては間違いなかったと思います。彩音はめちゃめちゃ強かった。迷いなく勧められる。
星奏に関しては未プレイだけど参考にしたい方向けにネタバレにならない程度に言うのであれば、他キャラのルートとは読み方というか読むときの考え方を変える――ふわっとした言い方になりますが攻略するつもりでは読まない方がいい気がしました。(何となくですが傍観者かどうか、ともニュアンスが違う気がする)
おそらく心構え的な部分があるだけでも読んでいるときに合う合わないで負うダメージは違うのではなかろうか。少なくとも私は終わり際にそこに気づいてから彼女のルートの見え方はいくらかニュートラルに変わりました。
あまり細かく言うのもあれなのではぇーそうなんや程度に参考になればいいなと。

 

攻略非攻略問わずキャラが立っている子が多く、それぞれこんなところがいいな~はありますが、攻略ヒロインの中では私は凜香先輩が好きです。これは序盤からグランドまで変わらなかった気がする。ただもう書いてる通り、ルートとしての良質度でいえば彩音ルート一択だと思います。背景からキャラクターから強設定が多いし圧倒的すぎる。
非攻略キャラでは愛美さんがいいキャラしてるのと、個人的にはグランドに出てくるとあるキャラも割と癖だったのでぜひその子を見てほしいところ。

事前に評判を見ていると刺さるかどうかが分かれる作品でしたし、実際やってみてその理由も何となくわかりましたが、やって損する作品ではないしTLで狂う民がいてもおかしくないなという印象でした。ぶっ刺さって即死する方向の話ではなかったもののお勧めしたい面白ポイントも多かったのでプッシュしたくなる。
よくセールもしてて手を出しやすいですし、TLでももう積んでる人とかの感想も見てみたいですね。

 

なんとなく書いておきたいことは書いたのでそろそろネタバレ込みの感想行きます。

 

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【注意】
以降ネタバレを含む感想になります!
未クリアの方やネタバレを気になさる方はブラウザバックをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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続きを言語化しましょう。前後の2人でルート序盤は共通なので気持ち被るやも。

 

・四條凜香

所謂車の人キャラとしては初。名前を見ればわかりやすくなってるとはいえ検索は大変そう
ヒロインとして見るとキャラクターとしても声も刺さりがよくて一押しだったり。しっかり者で年上の女性が甘えて頼ってくれるのいいですよね。私はいじめられるのも割とOKなのでいろんな意味でおいしかったです(?)
ルート前半は如月先輩を旗頭にしたNTR(略称なのでネト…ではない。でも本編で如月先輩さらっと言っちゃったよこの人!になった)に追い落とされたり弱みを指摘されたりと暗めな話ではありますが、ここで如月先輩とぶつかることも彼女が素直に自分を出すきっかけになっていたので結果的にはまあ悪くなかったのかなと思います。
彼女の場合子供のころの経験もあってしっかり者の自分を周りに見せることで自分を保っている部分があるので、周りや異性には基本的に自分からは頼らない→その壁を崩していかないと恋愛関係になれないんですよね。ルート上でも壁を崩される前後はなかなかうまく自分を表現できなくて、そんなところもかわいいなぁと思いつつ壁が崩れてからはちゃんと甘くてニコニコしてました。
余談ですが本筋に入った直後のやったの!?はめっさ笑ってました。

 

・小鞠ゆい

後輩で体が小さいのでちょこまかした感じを出しつつもリアクションがちょいちょいオーバーなのでかわいい&ほほえましくてとてもいいですね。にゃあ~で死んだのは私だけではないはず。
ルートはシンプルイチャイチャしつつも凜香先輩とルート前半が共通な関係でお世話していた花壇が取り壊しになってしまうことに。この花壇が実は昔に彼女の亡くなったお母さんが作ったものということもありとても大切にしていたので、別れにフォーカスしたルートでもありました。
ゆいちゃんが小さい頃に花が枯れてしまうことについて話したときにお母さんが言っていた「花は心に咲く(正確な表記は違ったはずですが)」のようなフレーズが絵本や取り壊しの際に出てきたお母さんの手紙などで度々出てくるのですが、別れに対する前向きなとらえ方って大事ですよね。(個人的には以前に触った別作品になぞらえて了解された終わりという言い方を好んでしていますが)
エピローグでは進学してきて復活させた花壇に球根を残せた花を植えなおしていて、前向きに終われていてよかったなと思います。かわいい子には笑顔が似合いますからね。

 

・新堂彩音

こちらも遥そらさんキャラは初な気がする。
ヒロインとして好きは先の通りですが破壊力に関しては彼女が最強でしょう。ルートが強すぎる。告白シーン、最高ですね。一度告白したのに気づいてもらえず、しかも裏切られるという複雑な気持ちを抱えながら再会して、素直になれないながらも勇気を出してアプローチをしてくる流れにダメなところがない。洸太郎がぼんやりしてるから気づかないだけで初期から好き好き矢印出てるし。まあ本編でも揶揄されてたけど割とマジで洸太朗に会いに逃げてきたからね、しかたないね。そんな調子なので序盤も恋人になってからも名前の呼び方1つで甘いことになるし水着コンテストも頼まれたら断れないし。かわいいですね。
というか全編通して強くない?星奏ルートで自分の気持ちを隠しながら星奏との関係を応援しつつ、洸太朗と話しているときにはやっぱりつらくて泣くかもとこぼしてしまうのが割り切れない気持ちを表していてよかったです。
余談ですが彩音ルートのここ好きポイントは菜子の「うちにもすごい台風来てた!!!」です。告白シーンとかもっとほかにもあるだろ色々。彩音周りの描写は全部好きです。

 

・姫野星奏

推奨攻略順が彩音ルートの後ですが確かに彼女の隠していた事実を知ると順番にめちゃくちゃ意味がある。まさか彩音ルートで見えた「Glorious Days」が子供の頃の星奏が作った曲という…彩音で頭いっぱいで気付かなかったのか洸太朗。いや気付いてどうするって話だが。
正直彼女のルートはグランド含めてあまり好きにはなれなかったです。彼女に関して一番言いたいのは終始自分の都合で洸太朗を振り回しておきながらいざ自分が困ったら何食わぬ顔ですり寄ってくる感性でしょうか。3度の別れに関してはどれも転校から借金からどうにもならない事情があってのことなので仕方がない。2度目の別れに際して何も言わないことに思うところこそあれ、未成年なら自分が傷つくのが怖いのもまあ一応は理解もできましょう。ただ3度目の再会はうーーーーーん……って感じでした。彼女にも背景があって戻ってきたのは理解しますし、元恋仲ですから再会が嬉しいのもまあわかる。ただ、彼女の側から何の前説もなく一方的に2度目の別れを押し付けた上で、再会してすぐすり寄り、突き放されると泣き、挙句理由があるとはいえまたも一方的な別れを押し付ける……傍観しているはずが舐められているのかと思いました。私はこの手の感性の人間が基本的に嫌いなのでまあそうなるな?って感じではありますが(WA2も合いませんでしたし)
しかもグランドルートにおいては、森野精華が2度目の別れの頃の星奏と同じような年齢で別れに際してきちんと打ち明けたうえでお互いの納得の上で別れていく、という星奏にできなかったことをそのままやっている(恋愛関係はないですが)が故に、星奏のそのあたりの至らなさをより意識してしまった気がします。まあこの辺りは見方によっては役者と作曲家というどちらもクリエイター的な立場の人間がある意味で「そうしなければ生きられない」ような要素を落としているとも取れますが実際のところどうなんでしょうね。
色々書いていますがグランドルート終盤で気付いたポイントで、そこまでのルートでしていた恋愛や攻略的な意識を持った読み方をひっくり返してこのルートは恋愛をしない、というような目線にしてからはニュートラルな感覚で読めていました。過去に別作品でそういう読み方をしていなければ思いつかなかった気がしますが。
余談ですが本編中にちょくちょく差し込まれるアルファコロンの描写がそのまま2人の関係性の話になってるんですよね。

 

※番外

・小鞠愛美
声がいい。それはそう。流石にそれだけで枠は割かないのでまじめに書くとちょくちょくお姉さんらしく洸太朗にアドバイスしてるのが個人的にツボでした。

・森野精華

ぐいぐい来る教え子ちゃん。ぐいぐい来つつもどこからどこまでが本当のことを言っているのかがいまいちはっきりしない狂言回し的な側面も強く持った子。正直割とこういうタイプの子も好きです。かわいいね。この子のビジュアルが最高に癖なのは否定できない。
苗字が出てきたときに星奏ルートで大きくなったらこの学園に通う!って一瞬だけ出てきた子役の子だということに気づきました。そりゃ元子役ならかわいいわ。やたら嫌がってたのに洸太郎がアルファコロンの作者と知れた途端に手の平を返すのいいですよね。あと家から星奏が出てきたのを見た直後から本気でアプローチしだすのもかわいいポイント。と思ったけどこの子その時点から私服隠し持ってたな?行動が読めなさ過ぎて別の日に彼女の制服に誰かが思っている紙が貼られていたのも実は仕込みだったとかありそうでなんというか。
最終的には彼女も星奏と同様に役者としての仕事のために転校していってしまいますが、文芸部での出来事や洸太朗の贈り物を糧に頑張っているのが後で少しだけある出番で分かって嬉しくなりました。転校前に洸太朗にそれを打ち明けた上できちんと納得のいく形に話を持っていけていたのも個人的に評価ポイントですね。子役をやっていただけあってそのあたりの機微もわかっていたということなのかもしれません。



とりあえず書きたかったことは何となくかけたと思います。攻略対象でもないのに森野精華ちゃんに関する内容がなげえ。
自分でやってみて人によって合う合わないのあるルートがあるのは実感しましたが、同時に魅力的なキャラも多かったのでルートの合う合わないだけで敬遠されてしまうのも少し寂しい気がしています。自分には合わなかった以上は全力でプッシュはできないけどできればやってみてほしい作品。
というか星奏といい彩音と言い精華といい他人の逃げ場所みたいになりやすいな洸太朗。そのくせぼんやりしてるの罪深いぞ洸太朗。

 

次は何で書くのやら…。